The View / Hats Off To The Buskers (2007)

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 ビュー?まだ活動してたっけ?と思ってしまうくらいに我ながら久しぶりに聞いた名前。ただ振り返れば2007年。そこには圧倒的な熱量で活動する4人がいたのだ。リバティーンズ不在のUKロックはおまえらしかいない!と思えるくらいに。

 

リバティーンズ不在の中、奇しくもベイビー・シャンブルズで活動中のピートにデモを渡し、それきっかけでのデビューというのもなんだかUKらしくて良い。それは前述した様に圧倒的な熱量からなのか運命だからか。

 

アルバムは、約3分という時間の中にロック体験初期衝動を詰め込んだ様な音で始まる一曲目、“Comin' Down”で幕をあけ、シンガロング必至のシングル“Superstar Tradesman”、“Same Jeans”を立て続けにねじ込んでくる。正直冒頭この3曲だけでもうノックアウトだ。

“Skag Trendy”、“Grans For Tea”ではボーカルが入れ替わるというビートルズから続くUKの系譜をしっかりと受け継ぎ、甘美なメロディーに酔わせてくれる“Claudia”、清涼剤としての役割を果たす“Face For The Radio”と魅力は尽きる事がない。

ただ圧巻は何と言っても“Wasted Little DJ's”だろう。ギターストロークから始まり少しづつ一体化していくバンドアンサンブル、ボーカルの気怠さの後の爆発、一度聞いたら離れないメロディライン、「Doo doo doo......」コーラス万歳、自分の中にある青春という言葉、思い出が一瞬にしてシンクロしていくエバーグリーンな一曲。「リバティーンズ不在」というワードが霞む程、もう全てにおいてパーフェクトだった。

 

彼らの音に迷いのない迸る感情を感じてから10年以上立つ。何だか物足りない日常を送っているならこのアルバムを聞いてくれ。そして曇り一つないピュアなロックに打ちのめされてくれ。

 


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